バンブー教室:バンブーだより1月号 学園長ブログ~可能性のとびら~-2(3)

2026年1月19日

(3)認知発達の凸凹がある子どもたちの入試対策の課題

バンブー教室の高校入試対策コースは読む、書くことが苦手で授業について行けない人や宿題が消化できない人も学習の取り組み方から学んでいけるコースです。今までできなかった計算問題、文章題、漢字、読解問題、英語など人によって苦手な課題はさまざまですが、なぜできないのかを一人ひとり原因を明らかにして、できるようになるための教材で指導しながら、合格に必要な学力をスローステップで定着できるように計画的に学習を進めます。

高等学校を目標にしている受験生は、知識の確立と類似問題の演習を重ねて、1度やったことのある問題を1題でも多くして、その問題を確実に得点できるようにしていくのが受験直前の受験勉強のコツです。そして応用問題の大問より、基礎問題、計算問題、漢字、語彙など確実に得点になる問題に対応できる基礎知識を確立することが重要になります。合わせて、模擬テストや予想問題など実践練習をカリキュラムに入れた受験対策も行っていきます。得点の取りこぼしのないように、いままでの出題予想から頻出する分野の演習を徹底的に繰り返し、合格点を確保できる基礎学力の見直しを徹底していきます。バンブー教室の冬期講習においては、模擬テストや予想問題など実践練習をカリキュラムに入れた受験対策を行いました。このような勉強を少しでも時間を無駄にせず効率的に進めるには、家庭での勉強だけでは無理です。公立・私立の高等学校の受験生の皆さんも目標を決めた学校に合格するように、計画的な家庭での学習を取り入れた無駄のない受験勉強を進めてください。

漢字の記憶の場合、視空間的短期記憶の弱い生徒は、書き順を追って何度も漢字を書き写し、視覚から認識した漢字を構成するパーツの形や位置情報を記憶することが困難です。繰り返しの書写は生徒にとっては「書く」ことの負担も重なり、記憶することまで至らないばかりではなく、学習意欲も減退してきます。その場合、言語的短期記憶で覚えた数詞やカタカナなどの音節文字の字体を想起させて「学ぶ漢字」をイメージさせることで記憶として残りやすくなります。また、部首などの形の表記をことばによってイメージさせて記憶を助ける覚え方も効果的です。視空間的短期記憶のつまずきを優位な言語的短期記憶で補助することが、このようなつまずきのあるお子様には必要になってきます。文章読解などは、言語性ワーキングメモリの弱さから読み進めているうちに書かれてあることを忘れてしまい、整理できず文章理解に結び付かないお子様には、イラストや写真などと結び付けて文章を読み、内容を整理することで読解の力が上がることが確認できています。このことは、優位な視空間的短期記憶で言語的短期記憶の弱さを補う学習支援であると思います。

算数、数学が苦手なお子様は、数処理が苦手な傾向にあり、音声情報の記憶を数の具体的な量として置き換えることの困難さがあります。それを「おはじき」などの具体物を利用し、視覚から認知して数えることで、数処理を補うことができます。文章題なども問題を解答するために必要な視空間性ワーキングメモリの弱さをイラストや図などでイメージ的に置き換え、補助することが可能です。足し算や掛け算の「ひっ算」で必要とされる繰り上がりや、引き算で必要とされる繰り下がりの数を視空間的短期記憶の弱い生徒は記憶することができず、暗算を間違えやすいのです。「ひっ算」の表記に繰り上がりの数を明記する欄を補助することで、視空間的短期記憶の弱さを補い「ひっ算」を間違えにくくする学習支援に結び付きます。

このことからもわかるとおり、一人ひとりの感覚的な偏りや情報を処理する認知力の凸凹を把握できれば、どのような覚え方なら記憶し処理しやすいのか、どのような課題を提示したら課題に取り組みやすくなるのか、どのように問題や課題のプリントを工夫したら解答欄に答えが書きやすくなるのか、などを考えて課題や問題に取り組めるようになることは不可能なことではありません。

以上のことを学習支援の課題に取り入れながら、一人ひとりの学力的なつまずきに対応し、学習が定着する授業をバンブー教室では心がけています。

お問い合わせはこちら